ぷち ぼぬ~る。

シンママ徒然日記

お金を払わない人

元夫は見栄っ張りでした。

私は、あまり結婚式に憧れがないタイプで、

そこにお金を使うくらいなら、旅行や

新生活にお金をかけたい、と思っていました。

が。

元夫は、結婚式は派手にやりたい、

私はもちろん、自分もお色直しをする、

と言って自ら「ゼクシィ」を購入したり

ブライダルフェアに足を運んだりしました。

更に、「婚約指輪を買わなくては」

「結納もやらなくては」と言い出しました。

 

私の両親は特に、結納や仲人をたてる事にこだわりはなく、

元夫の両親は元夫自身が、「親は関係ない」と拒否していたので

私自身、「結納」だなんて考えた事もありませんでした。

 

お金ないのに、なぜやるんだろう・・・

とぼやいた私に、母が「それだけ大切に考えてくれている、

という事じゃないの? 必要だ、と思った時にお金を惜しまないで

使える人なのよ」と言いました。

元夫も私も、同世代の平均年収より高い収入を得られる仕事をしていたので、

今使っても、これから二人で貯めていけばいいか、と考え直した私。

 

けれど。

結局元夫は「結婚式が終わったらすべてかかった費用をまとめて、

清算したほうがわかりやすい」」と言い、結納も、婚約指輪も、

一旦は私が支払う、という形を取ったのでした。

内積み立てを解約しなければ支払えない金額で、

元夫にそのことを告げると、「どうせ結婚したら財布は一つだし、

お前の貯金がゼロになっても俺のは残るんだから」と言われ・・・

確かに、両方を切り崩すより、どちらかは取っておいたほうがいいか、

と思ってしまったバカな私。

 

結局。

結納にかかった費用も、婚約指輪のお金も、戻ってくる事は

ありませんでした。

ただ、そのおかげ?で、離婚した時、結婚指輪は捨てましたが、

婚約指輪は「自分で買ったものだし、ま、いいか」と今も手元にあります。

 

お金の事をあまり言いたくない。

結婚する前も、結婚してからも、私はずっとそう思っていました。

お金に関する話題で、元夫の提案に少しでも異を唱えると、

ものすごく不機嫌になるし。

最初は「え? それってなんか、変じゃない? 私ばかり損してない?」

と思って、なるべくやんわりとその事を伝えると、元夫が

「お前は金の事ばかり言うな!」

と言うので自分がとってもイヤらしい人間のような気がしてしまい、

それ以上言えなくなる。

そんな感じでした。

元夫と過ごす時間が長くなるにつれ、言って嫌な思いするくらいなら、

自分でなんとかしよう、と思うようになっていきました。

 

今思うと、それがいけなかったと思います。

もっと早い段階で、お金の事もしっかり話し合って、

わかりあえないのであれば、離れるべきだった。

 

過去の事をあれこれ言ってもどうにもなりませんが。

でも、そう思います。

お金は生活していくうえでとても大切です。

なくてはならないものです。

その「お金」について、しっかり話し合えない人とは

家庭を築いてはいけませんでした。